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やってあげているのに理不尽だと感じたら
報われない献身

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学校では教えてくれない
人間社会を生き抜くための人生の基礎知識

7番目は「報われない献身」​についてです。

人から良い評価を受けたいと願うことは ごく自然な感情です。
しかし こんな経験をしたことはありませんか?
「みんなのために一生懸命やっているのに 評価されるどころか 悪者扱いされてしまう。なぜ私だけこんな目に遭うのだろう?」
特に 家族や社会のために善意を持って努力する人ほど こうした理不尽な状況に直面することが多いかもしれません。
時には そのせいで いじめを受けることすらある のです。
なぜ 善意の行動が報われず 時に不当な扱いを受けることがあるのでしょうか?

その理由を一緒に探っていきましょう。

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間違った常識:相手のために

良い行いをしているのに文句を言われるのは本当に理不尽なことですが(献身が報われないと感じているあなたには少し厳しいかもしれませんが)文句を言う側の立場に立って考えてみると その人が望んでいないことをされているからといえるでしょう。


感謝されない理由の分類

相手のためを思って行動したのに なぜか感謝されず むしろ不満を持たれてしまうことは 次のような理由が考えられます。


① 相手にとって「してほしくないこと」をされている場合
良かれと思ってやったことが 相手にとっては不要だったり 迷惑に感じられることがあります。

例えば 「助けてあげたつもりが 相手は自分でやりたかった」「親切のつもりが 押しつけに感じられた」などです。


② 相手が「してもらうことが当たり前」と思っている場合
継続的に支援や配慮を受け続けると 相手はそれを当然のことと考え 感謝の気持ちを持ちにくくなります。

その結果 いくら頑張っても「もっと良い結果がほしい」「この程度では不十分」と不満を持たれることも。


③ それをされることで 相手の立場が悪くなる場合
支援することで 相手の社会的な立場や自尊心が損なわれることがあります。

例えば 「自分でやるべきことを誰かにやってもらうと 周囲から評価が下がる」「能力を疑われる」といった状況です。

 

フラストレーションへの対応

あなたは相手のためを思って行動していますが 相手はそれを望んでいないか 自分が満足できるようにやってもらうことが当然だと思っているのかもしれないのです。

このままではあなたのフラストレーションが溜まる一方です。

③ それをされることで 相手の立場が悪くなる場合はいわゆる嫉妬(ジェラシー)です。

相手に問題があるため非常に複雑ですが あなたにもできることがあります。

この問題については 後で詳しく説明します。

カウンターの拭き取り
ドッグトリマー

感謝されない理由には相手側の事情がありますが 実は“あなた自身の性格傾向”が 報われない状況を引き寄せてしまう場合もあります。

特に 積極的に他人のために行動する人には共通する2つのタイプがあり このタイプに当てはまるほど ①②③の状況が起こりやすくなるのです。

まずは なぜあなたが他人や社会のために日常的に良い行いをしようとするのかを考えてみましょう。

生物としての基本的な本能
人間を含む生き物は 基本的に自己保存の本能で生きています。
つまり 自分が生きていくために必要なことを優先します。
そのため 多くの人にとって 進んで他人のために良い行動を取ることは 本来の優先順位としては一段低いはずです。
周りがやっているから仲間外れになりたくないという理由で仕方なくする人も多く 周りの目が届かないところでは他人のための良い行動は後回しにされがちです。
日本では 和の精神や集団尊重主義 礼節を重んじる家庭教育により 周りの目が届かない場所でも赤の他人に優しく接する文化が育まれています。
しかし 困っている人に優しく接する程度であり あなたのように積極的に相手に対してお世話をしようとする人は少数派でしょう。
あなた以外の多くの人は 自分のやるべきことを優先するからです。

積極的にお世話をする2つのタイプ
相手が望んでいないのに献身が報われない背景には あなた自身の性格傾向が影響している場合 があります。
特に 積極的に他人のために行動する人には 次の2つのタイプが多いと言われています。
①「正しさ」や「秩序」を重視するタイプ
このタイプの人は 
  • 完璧主義
  • 強い倫理観
  • 「こうあるべき」という基準 を大切にします。
そのため 相手が間違っていると感じると 「正してあげたい」という気持ちが自然と湧き上がります。
しかし相手からすると 自分の行動を否定されたように感じてしまい 反発や不快感につながりやすい のです。
②「助けること」に強い満足感を覚えるタイプ
このタイプの人は 
  • 思いやりが強い
  • 他者の役に立つことに喜びを感じる
  • 感謝や承認を求める傾向がある という特徴があります。
そのため 相手が求めていなくても 「良かれと思って」積極的に手を差し伸べてしまうことがあります。
しかし多くの人は “頼んでいない親切”を利害目的だと誤解しやすく 恩着せがましく感じてしまう のです。
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OLE 患者の世話をする看護師

なぜこの2タイプは「報われない献身」になりやすいのか

大抵の人は相手が求めていないことに対して他人のために行動を起こすことは極めて稀です
​しかしこの2つのタイプは 相手のニーズより“自分の価値観や満足感”を優先して行動してしまう 傾向があります。
その結果 善意が誤解され 報われない献身になってしまう のです。
正当な評価をしてくれないと報われずに苦しい思いをしているあなたと「してほしくないこと」を我慢したり 「当り前」にしてもらっていることの結果が満足できない相手との関係がずるずる続いてしまうと いつかお互いの我慢は耐えきれなくなって爆発し 最終的には周りが驚くようなぶつかり合いに至ります。
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剣道バトル
要求がない場合の行動のリスク
他人や社会のために行動することというのは本来は 他人や世の中が要求した時にこそやってあげることです。
その場合には あなたに感謝することは間違いありませんし 報酬を払ってでもお願いされるかもしれません。
しかし他人や世の中が要求していないのにやってあげる場合には 相手にとっては「おせっかい」か「過保護」かのどちらかになってしまう可能性が残ってしまいます。
つまり 要求がない状態での献身は 報われないリスクが非常に高い のです。


過保護がもたらす影響
さらに 相手が求めていないのに手を出し続けると それは「過保護」になってしまうことがあります。
過保護は 
•    相手の成長の機会を奪う
•    自立心を弱める
•    「してもらって当然」という感覚を生む
といった悪影響をもたらします。
つまり あなたの善意が強ければ強いほど 相手の成長を妨げ 結果的に関係を悪化させる可能性すらある のです。

(このホームページ自体も「おせっかい」か「過保護」かのどちらかだと言っても良いかもしれませんね。(^^; )
(ちなみに私はこの2つのタイプ
ではありません。念のため。
パン作り体験
宿題をやって
自己の行動に忠実である場合
「おせっかい」か「過保護」だったとしてもどうしても自分の性格に忠実に他人のためだとか世のため人のために行動したいとおっしゃる方もいらっしゃることでしょう。
​その場合には
「みんなのために良かれと思ってあげているのに評価してくれるどころか悪者扱い!どうして私だけがこんな目に会うの?」
​と徒労感を感じることを今すぐ今すぐ手放すべきです。
極端な場合では逆に周りからいじめを受けてることだってあります。
けれども相手に非はないのです。
他人や世の中が要求していないのにあなたがやりたい事をやるのですから その行為は「自分がやりたいからしている」と捉えましょう。
 
他人のために行動する際の心構え
もし仮に感謝や評価を求めるのであれば 他人や社会が求めたときに行動することが大切です。
その場合行動は正当化され 感謝されやすくなります。
そうでないならば やってあげることは 批判されようと悪者扱いされようと 無償であるべきです。
なぜなら それは「あなたがやりたい事」だからなのです。

次は相手に非がある場合について考えていきましょう。
良い行いをしているのにみんなが評価してくれない理由の3つ目の
③ それをされることで 相手の立場が悪くなる場合
についてです。
 
嫉妬がもたらす問題
これは 相手があなたの行動によって自分の評価が下がると感じたり あなたの優れた行動が“自分の欠点を照らし出す”ように見えてしまうために起こります。
つまり 相手の中に 嫉妬(ジェラシー) が生まれている状態です。
嫉妬は 
  • 自分より優れた人を脅威と感じる
  • 他人の成功を自分への攻撃のように受け取る
  • 自己評価が低いほど強くなる
といった心理から生まれます。
あなたが善行を積めば積むほど 相手の嫉妬心が刺激され その結果として 理不尽な扱い を受けることがあるのです。
キャンプファイヤー
仏の手

嫉妬への向き合い方
嫉妬は非常に扱いが難しい感情です。 
相手が抱えている劣等感や不安が原因であるため あなたがどれだけ正しく振る舞っても 相手の心が自然に変わることはほとんどありません。
心理学でも 仏教でも 嫉妬への対処として共通して語られるのは次の2点です。
1.    相手の嫉妬を“あなたの責任”と受け取らないこと
2.    嫉妬を向けてくる相手からは距離を置くこと
特に後者は現実的で効果的です。 
嫉妬は相手の内側から湧き上がる感情であり あなたがどれだけ善意で接しても その感情を消すことはできません。
むしろ 近くにいればいるほど嫉妬は強まり あなたが傷つく可能性が高くなります。
そのため 静かに距離を置くことが最も安全で 最も賢明な選択 です。

関係が薄れれば 嫉妬が向けられることも自然と減っていきます。
まさに「触らぬ神に祟りなし」です。



​嫉妬については仏陀(ブッダ)の教えに明快に説かれており様々な参考動画やHPがありますので 詳しくはこちら
リンク先→ 嫉妬してくる人への対処法 ブッダ - Google 検索
から辿っていただき専門家の解説をご覧いただくことをお勧めいたします。
ツリーのモンキー
bye all

学校では教えてくれない 人間社会を生き抜くための基礎知識 7番目の「報われない献身」についてお話ししてきました。

 

まずは自分の性格を見極めることが大切です。

積極的に相手を気遣い 世話を焼くタイプの人ほど 相手が求めていないことまで背負い込み 善意が「押しつけ」になってしまうことがあります。

その場合は 「相手のために」という気持ちを少し抑えるだけで 不要な摩擦を減らすことができます。

また あなたの献身が相手の嫉妬(ジェラシー)を刺激し 正当な評価を受けられなくなることもあります。

人は自分より優れた存在を脅威と感じることがあり あなたの努力が「目障り」と受け取られてしまうことすらあるのです。

そんな状況に気づいたら 静かに距離を置き 嫉妬の影響を受けない環境に移ることが賢明です。

 

自分の性格を理解し 相手が求めている場面を見極めて行動できるようになると 人間関係は驚くほど穏やかになり あなた自身の心も軽くなります。

その結果 今よりもっと肩の力を抜いて 楽に生きられるようになっていただければと願っています。

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