top of page
学校では教えてくれない
人間社会を生き抜くための人生の基礎知識

10番目は「お金にまつわる知識」についてです。

お金は子供のころには何気なく漠然ともらったり使ったりしてきました。
不思議なことに自分の自由に使えるお金が少し増えてくるとお金に対する悩みが増えてきます。
「もっとたくさんお金が欲しい!」
「お金が足りない!」
子供のころに何気なく漠然と覚えたお金にまつわる知識ですが経済学を学んだ方以外は誰からもちゃんと教わったことはないのではないでしょうか?


お金の知識を理解するメリット
お金にまつわる基礎的な知識を理解しておけば人生の悩みが半分くらい解消すると言っても良いでしょう。
前半部分では大学の経済学のような難しい話ではなく小中学生でも分かるようにわかりやすく解説していきます。
​また後半部分では少しレベルの上がった話になってまいります。
このパートは少し長編になりますのでお金の事で悩んでしまう方は途中で諦めることなく最後まで根気よく読んでください。
一万円札
電話で支払う
ATMマシンの現金を取得する
人間社会を生き抜くためには
  1. 稼いだお金で必要なものを購入する
  2. 自分の知恵と工夫と労力で必要な物やサービスを手に入れる(自給自足)​
のどちらかをしなければなりません。
まずは
  1. 稼いだお金で必要なものを購入する
やり方の方から考えていきましょう。
食料品の支払い
家族で農業
お金を稼ぐ目的と現実
一般的に 人はお金を稼ぎ それを使って生活に必要なものを購入します。
そのため 多くの人は職に就き 生計を立てるために働いています。

就職の際 一攫千金を夢見てお金が集まる大都会へ移住する人も少なくありません。
しかし その中には思い描いた成功を収めることができず 挫折を経験する人もいるでしょう。
お金が集まる場所には必ず理由があり その法則を知らなければ どれだけ努力しても十分な収入を得られるとは限りません。

成功の難しさと現実的な課題
故郷を離れ 大都会で厳しい環境の中で働き続けたとしても それが必ずしも成功に結びつくわけではありません。努力や才能があっても 「運」の要素が大きく影響し 不運に見舞われれば 望んだ収入を得ることができないケースもあります。
実際 運によって成功するのはほんの一握りの人々です。
さらに 世の中の大半の人は突出した才能を持っているわけではなく いわゆる“平凡な人”として生きています。そのため 自分が理想とする収入を得るのは決して簡単なことではありません。

お金を得るための本質的な理解
収入を増やし 経済的に安定するためには 単に努力するだけでなく どのような環境で どのような法則のもとでお金が動いているのかを理解する必要があります。
お金の流れを知らずに ただ闇雲に働くだけでは望む結果は得られません。
成功を手にするためには 運や才能だけでなく 戦略的な思考と計画が欠かせません。
お金の仕組みを学び その流れを把握することで より合理的な選択をすることができるでしょう。
夜明けタイムズスクエア上記超高層ビル
グルメミール
美容院でイメージチェンジ
多くの人が「お金が足りない」と悩みますが それは決して庶民だけの話ではありません。
そこそこの収入を得ている人でも 同じように「もっとお金が欲しい」と感じています。
つまり 収入が増えても 必ずしも経済的な不安が消えるわけではないのです。

では なぜお金がいくらあっても足りないと感じてしまうのでしょうか。


本当に必要なことに使えているか?
お金が足りないと感じる大きな理由の一つは 「本当は必要ではないこと」にお金を使ってしまっているからです。 一見 生活に欠かせない支出のように思えても 冷静に考えると「なくても困らないもの」に意外と多くのお金を使っているケースが多いのです。

お金の使い方を見直せばお金は不足しない
本当に必要なこと そして自分が心からやりたいことだけに集中すれば 実はそれほどお金に困ることはありません。
むしろ 何気なく不要なものに浪費してしまうからこそ 「肝心な時にお金が足りなくなる」という状況が生まれてしまうのです。
「お金が足りない」と感じたときこそ 一度 自分のお金の使い方を見直してみることが重要です。
自分が本当に必要としているものは何か? それを優先し 不要な支出を抑えることで お金の悩みは驚くほど軽減されるでしょう。
大人のバレエクラス
ファインジュエリーディスプレイ

習慣に支配される人間の行動
私たちの生活には「習慣」というものが深く根付いており それに従って行動することがほとんどです。

しかし 習慣とは過去に誰かが作り出したルーティーンであり その多くは自分の意思とは関係なく継承されているものです。

そのため 多くの人が「周囲の人がやっているから自分も同じことをするのが当たり前」と思い込んでしまい 深く考えることなく行動してしまう傾向があります。

あなた自身の普段の行動を振り返ってみてください。

その大半は 単に周囲の人々と同じ行動を取ることで成り立っていないでしょうか?

習慣的な行動をするとき 私たちは「これは自分にとって本当に楽しいことなのか?」「これは本当に必要なことなのか?」と じっくり考えることはあまりありません。

たとえば 日本では現在 一日三食が一般的ですが これは歴史的に見れば新しい習慣です。

かつての日本では一日二食が普通であり 「朝飯前」という言葉はその時代に生まれたものです。実は 一日三食の習慣は発明王エジソンの影響によって広まったという説もあります。

リンク先→ 一日三食 エジソン - Google 検索

習慣を見直す重要性

習慣に従うことは決して悪いことではありません。

しかし それが自分にとって本当に有益なものかどうかを考えずに続けてしまうと 本当に大切なことを見落としてしまう可能性があります。

「当たり前だから続ける」のではなく 「それが自分にとって価値のある行動なのか」を意識することが重要です。

食いしん坊の人は14食とか15食が習慣になっているかもしれませんし 一方で食の細い方は食欲は湧かないけどなんとなく1日に3食食べているかもしれません。

おなかが空いていないのに両親から「ちゃんと残さず食べなさい!」と言われて 頑張って頑張って13食食べて大人になったことでしょう。
自分が欲していないのに習慣でしかたなく食べているわけですから 1食抜いて本当におなかが空いたときに食事をとるほうが本当はおいしさも倍増することでしょう。
昭和の時代に比べて最近は 朝は食べないとか お昼は食べないという方が実際増えてきているようです。
昔の12食に戻ってきているのかもしれません。
​いずれにしても先進国の貧困層以外の現代人は生きていくのに必要な量以上に食べ過ぎているのは間違いないでしょう。

このように 私たちが当然だと思っている習慣の多くは時代によって変化しているのです。

つまり 「今当たり前とされている行動」も 長い目で見れば単なる流行の一つに過ぎないかもしれません。

食べ物を祝福する
シーフードパスタ
アジアの料理

習慣と無意識の行動
私たちの生活には 「当たり前」と思い込んでいる習慣が数多く存在しています。

その習慣は 過去に誰かがやり始めたことをなんとなく真似しているだけのものであったり 誰かが商品を売るために巧妙に仕掛けた販売戦略に乗せられているにすぎなかったりするかもしれません。

本当に自分の欲求に合ったものなのかを深く考えずに続けているケースが少なくないのです。

知らず知らずのうちに「みんながやっているから自分もやる」という思考に囚われ 自分には本当に必要ではないことに多くのお金や時間を費やしているのです。

実例で考える-企業に仕組まれた習慣も
例えば 次のような場面を思い浮かべてください。

成人式の振袖

 娘は洋装の方が好みなのに 「成人式には振袖が普通」という固定観念に従い 高額なレンタル料を支払ってしまう。

不要な自家用車

 交通の便が良い地域に住んでいるにもかかわらず 「車を持っているのが当然」と考え ほとんど乗らないのに維持費を払い続ける。

飲みたくない乾杯のビール

 本当は日本酒が好きなのに 「乾杯はビールが当たり前」と思い込み 毎回妥協してしまう。

宗教と儀式の矛盾

 普段は無宗教なのに 結婚式はキリスト教式と 流行に流されて選択してしまう。

お正月の食習慣

 「お正月だから」と豪華な料理を準備するものの 結局食べ過ぎて胃がもたれるだけ。

義理チョコ

 「バレンタインデー」に周りのみんながやっているから会社の男性にチョコレートを配る

本当に必要なものを見極める
このような例を見ても分かる通り 習慣に従って行動することが必ずしも合理的であるとは限りません。

「これが普通だから」「みんながやっているから」という理由だけで続けている習慣は 本当に必要なものかどうかを改めて見直す価値があります。

自分の本当の欲求に向き合い 必要ではないことに時間やお金を浪費しないようにすれば もっと有意義な選択ができるはずです。

青い着物の女の子
乾杯
結婚式
心理学では「同調性バイアス」と呼ばれる現象があります。
これは 公に誰かが決めたルールではないにもかかわらず なんとなく習慣となり 多くの人が深く考えずに従ってしまう傾向のことです。
この現象を「日本人特有のもの」と考える人もいるかもしれませんが 実はそうではありません。
同調性バイアスは 私たち人類(ホモ・サピエンス)が共通して持っている本能のひとつであり 日本人だけに見られるものではないのです。
とはいえ 日本人はこの本能が特に強く表れる傾向があるともいわれています。


習慣が生まれる仕組み
この本能によって 多くの習慣が形成されます。
例えば 「昔から続いているから」「周囲の人がやっているから」という理由だけで 自分自身の意思とは関係なく行動してしまうのです。
本来 習慣とは便利で合理的なものであるべきですが ただ流されるように続けている習慣は 必ずしも自分にとって意味のあるものとは限りません。
知らず知らずのうちに 自分の価値観ではなく社会の流れに従ってしまうことがあるのです。


同調性バイアスを知る重要性
この特徴を理解すれば 自分の行動が「本当に必要なものなのか」「単に周囲に合わせているだけなのか」を冷静に判断できるようになります。
何となく続けている習慣が 果たして自分の生活にとって本当に価値のあるものなのか 一度見直してみることが大切です。

この特徴(本能)については本論から外れますので 簡単にかいつまんでお話しますが
詳細は世界的ベストセラー

リンク先→ サピエンス全史 - Google 検索

      著作:ユヴァル・ノア・ハラリ

に書かれていますので時間がある方はご参照ください。
​(本著ではホモサピエンスに起こった認知革命と記述がされています。)
進化_edited.jpg
81xqvfObjIL._SY385_.jpg

人類が持つ「フィクションを信じる力」
我々ホモ・サピエンスには 「フィクション(虚構・真偽が定かでない情報)を吟味することなく信じ 共感する能力」が備わっています。

この著書によると ホモ・サピエンスは個々の体力や知力では 例えばネアンデルタール人など他の人類よりも劣っていました。

しかし フィクションを信じる能力によって 「伝え聞いた英雄の存在」を信じ 多くの人々がその英雄のもとに結集し 大規模な集団を形成することができました。

この結果 数の力で他の人類との競争に勝ち 生き延びることができたのです。

繁栄とともに抱えた新たな課題
この能力によってホモ・サピエンスは繁栄してきましたが 同時に「本当に必要ではないものにまでお金を使ってしまう」という問題も抱え込むことになりました。

人間は幼いころから親の行動を模倣することで社会生活を学びます。

つまり 「フィクションを吟味せず信じること」が社会の基本的な学習手段となっているのです。

同じように 人は世間で行われている慣習や価値観を深く考えずに受け入れ それに従って行動する傾向があります。

無意識に受け入れる社会の影響
結果として 「他の人がやっていることに影響され 深く考えずに自分も同じ行動をする」という習慣が根付いてしまうのです。

この現象は 人々の消費行動にも影響を与えます。

例えば 社会の一般的な価値観や流行を何の疑いもなく受け入れた結果 本来は必要のないものにまでお金を費やしてしまうことがあります。

これは ホモ・サピエンスが持つ「フィクションを信じる本能」の副産物とも言えるでしょう。

例えば おなかが空いていなくても「食事の時間だから」と何となく食事を取ることがあります。
また 普段ほとんど車に乗らないのに 「自家用車を持つのが当然」と考え 購入や維持費にお金を使ってしまうこともあります。

こうした行動は「本当に必要な出費」とは異なります。

もしあなたが毎日きちんとおなかが空く人だったり 車に乗ることが好きなら それにお金を使うのは理にかなっています。

しかし 本当は必要ないのに習慣や世間の常識に流されてお金を使ってしまう場合には問題なのです。

不必要な支出が「やりたいこと」を妨げる
本来 自分がやりたいことにお金を使うべきです。

しかし 本当に必要ではないことにお金を使い続けていると いざ自分がやりたいことに資金を割こうとしたときに足りなくなってしまうのです。

例えば 1日3食の習慣も「当然のこと」と思われがちですが 食の細い子供に無理に3食食べさせるのは 場合によっては不要かもしれません。

これも「誰かが作った習慣に従っているだけ」であり 本当に必要かどうかを考え直すべきものの一例です。

必要かどうかを見極める大切さ
何気なく続けている行動が 本当に自分にとって必要なものなのかを定期的に振り返ることは重要です。

世間の常識や習慣に流されるのではなく 「自分にとって価値があるのか?」を意識することで より有意義なお金の使い方ができるでしょう。

チーズバーガー
モダンガレージの外観
(あなたの経済力が十分にあってお金に困っていない場合は別ですがそうでないならば)
あなたは我々人類ホモサピエンスが持っているこの特徴(本能)に打ち勝たなくてはなりません。
今すぐに

「フィクションを吟味せず信じること」
をやめて 本当にお金を使うべき事柄をよく吟味するべきです。
これさえできれば 人生を幸せに生きていくために莫大なお金は必要ありません。

自分の「やりたいこと」に集中する重要性
あなたが本当にやりたいと思うことだけに集中してお金を使うように 生き方を変えてください。
​なぜなら 
学校では教えてくれない人間社会を生き抜くための基礎知識二つ目の


リンク先→ 性格の多様性について

でお話ししたように 性格が違う他人の欲求に引きずられる幸せにはなれないからです。

自分の性格が求める欲求で行動をしないと 人間社会を楽しく生き抜くことはできません。
他人が楽しいことが同じように自分も楽しいとは限らないのです。
​たとえ大金を使ったとしても あなたにはそれが楽しい人のようには楽しくない事の方が多いのです。
我々人類ホモサピエンスが持っているこの特徴(本能)は 集団が団結する際にはとても役に立ちますが  個人の幸せを追求する際には逆に妨げとなっているのです。

 
お金を使う前に考えるべきこと
本当に必要なことにだけお金を使うためには 次のような質問を自分に投げかけてみてください。
  • 「今お金を使って得られるものは 本当に自分が望んでいるものなのか?」
  • 「周囲の人が楽しそうにやっているから 自分もやるのが当然だと勘違いしていないか?」
これらの問いを自分に課すことで 不要な支出を防ぎ 限られた資源を本当に価値のあるものに集中することができます。

あなたはついに ホモ・サピエンスが持つ「本当に必要ではないものにお金を使ってしまう本能」に打ち勝ち 不必要な支出を抑えることができました。といたしましょう。

これで 貴重な資金を本当にやりたいことに集中して使うことができます。

しかし いざやりたいことを実現しようとすると その費用が予想以上に高額で 「やはりお金が足りない」と感じる場面が出てくるかもしれません。

では続いて
 2. 自分の知恵と工夫と労力で必要な物やサービスを手に入れる(自給自足)​
やり方について考えていきましょう。

知恵と工夫で解決策を見つける
お金が足りないからといって夢を諦める必要はありません。

自分の欲求を満たすためには 知恵・工夫・労力 を活用し 柔軟に解決策を見つけることが重要です。

例えば 次のような方法が考えられます。

1. 家が古くなったが 買い替えるお金がない
→ リフォームして延命させる  → DIYで自分で改修し コストを抑える

2. 誕生日に豪華な食事をしたいが お金が足りない
→ ホームパーティーにして 外食費を節約する  → 自分でご馳走を調理し 特別感を演出する

「自給自足」の考え方
これらの例に共通するのは お金が足りないなら 自分の知恵と努力で必要なものを手に入れる という発想です。

何でもお金で解決しようとするのではなく 創意工夫を凝らすことで 実現可能な形を見つける ことができるのです。

この考え方を身につけることで 限られた資金の中でも最大限の満足を得られるようになります。工夫次第で 理想の生活は必ず手に入るのです。

住宅点検
グループBBQ
「お金を使うこと=美徳」という誤った認識
自分の知恵と工夫 そして労力を活用すれば 本来の欲求は満たされるはずです。
しかし その過程で 「お金を払わないのは格好悪い」 という別の欲求不満が生じることがあります。
これは 多くの人が抱えるもう一つの「お金に関する悩み」の根本的な原因といえるでしょう。

この心理の背景には 「お金を使うことは美徳」 という価値観が影響しています。
実際には お金を使うことが本来の欲求になってしまい 何かを成し遂げることよりも「お金を使うこと自体」に満足を覚えるようになっているケースが少なくありません。
この結果 使わなくてもよいお金まで浪費してしまうことにつながります。


富裕層の価値観が生み出す影響
この 「お金を使うことは美徳」 という感覚のルーツをたどると もともとは 富裕層の価値観 に由来しています。富裕層の人々は 自分の持つ財を社会に還元することで 経済の循環を促します。
彼らにとって お金を使うことは単なる消費ではなく 社会貢献や名誉を満たすための行為でもあります。
その結果 彼らの価値観は 「お金を払わないのは格好悪い」 「お金を使うことは良いこと」 という感覚につながっていきます。

例えば ヨーロッパの習慣として 富裕層は労働者階級にチップを渡します。
これは 持つ者が持たざる者に分配する文化の一環です。
しかし こうした価値観は 富裕層だからこそ成り立つ ものであり 十分なお金を持っていない一般大衆にとっては むしろ慎重に吟味されるべき考え方なのです。
レストランでのロマンチックなディナー
クレジットカード

一般大衆が誤って信じる「お金を使うことの美徳」
しかし 歴史的に富裕層は社会のリーダーや指導者として影響力を持ってきました。

そのため 一般大衆は彼らの考え方を自然と模倣するようになり 「お金を使うことは良いこと」という価値観を無批判に受け入れてしまった のです。

こうして お金を多く持っているわけではない一般の人々も 無意識に 「お金を払わないのは格好悪い」 「お金を使うことが美徳」 という感覚を持ち始め それを「常識」として定着させてしまいました。

しかし この価値観は富裕層にとっては理にかなっていても 一般の人にとっては必ずしも合理的ではありません。

自分には当てはまらないフィクション(虚構・真実かどうか分からない事)をよく吟味することもなく信じている/共感しているにすぎないのです。

「フィクション」に惑わされないために
おやおや​また我々人類ホモサピエンスが持っているある特徴(本能)が出てきてしまいました。
そうです。

「お金を払わないのは格好悪い」「お金を使うことは美徳」
​もまた
「フィクションを吟味せず信じること」
に他なりません。
 
この場面でもまた
あなたは我々人類ホモサピエンスが持っているこの特徴(本能)に打ち勝たなくてはならないのです。
今すぐ
「フィクションを吟味せず信じること」
をやめてよく吟味するべきなのです。
「常識」を疑い 吟味する重要性
私たちが社会の中で当たり前だと思っていることでも その根源をたどれば 特定の時代や特定の人物の影響で形作られたものに過ぎないことが多いのです。
本当に合理的で 自分にとって価値のあるものなのかを冷静に考え 必要であれば見直すことが大切です。

何も考えずに「常識だから」と受け入れるのではなく 時にはその背景を疑い 新しい視点を持つことで より自由な選択ができるようになるでしょう。

ティータイム
AdobeStock_64179888_edited.jpg

本当に「かっこいい」生き方とは?
「お金を払わないのはちょっとかっこ悪い」 そう思うかもしれません。

しかし よく考えてみてください。

見栄を張り 限られたお金を使って他人に欲求を満たしてもらうよりも 自分の知恵・工夫・労力で夢を叶えることこそ 本当に「かっこいい」こと ではないでしょうか?

富裕層の価値観と一般大衆の現実
富裕層の人々は経済的な余裕があるため ホームパーティーを開く際には料理人を雇い 豪華な食事を用意することができます。

これは 彼らの「お金を使うことが社会貢献につながる」という価値観に基づいており 実際に料理人にとってもありがたいことです。

しかし 一般の人が自分の手で料理を作り 料理人顔負けの食事を家庭で提供できたとしたら それもまた大きな尊敬を集める行為でしょう。

高級レストランで食事をすることが必ずしも「かっこいい」わけではなく むしろ 自分の力で満足を生み出すことこそ 本当の充実感につながる のです。

「見栄」でお金を使うことのリスク
もし富裕層でない人が見栄を張って高級レストランで食事をした場合 周囲から尊敬されるどころか 反対に やっかみや中傷を受けてしまう こともあるかもしれません。

無理をしてまで支出することが 自分の幸福につながるとは限らないのです。

本当に価値のあるお金の使い方とは 「世間の目を気にすること」ではなく 自分の理想を実現すること です。

富裕層のライフスタイルをそのまま模倣するのではなく 自分の環境に合った形で知恵を活用し 幸福を追求すること が大切なのです。



人間社会を生き抜くためには
 1. 自分稼いだお金で他人から必要なものを購入する
ことがかなわなかった場合には
 2. 自分の知恵と工夫と労力で必要な物やサービスを手に入れる(自給自足)​
ことをすればよいのです。

「自給自足」と「お金を稼ぐこと」は同じ価値を持つ

知恵と工夫を凝らして生活することは 実はお金を稼ぐことと同じ価値を持っています。

たとえば 自分の手で食事を作ることや 家の修理や家具の制作をDIYで行うことは 外部にお金を支払ってサービスを受けるのと同じ あるいはそれ以上の充実感を得ることができます。

このため スキルを磨くことが お金を増やすことと同じくらい重要 なのです。

幸せに暮らすために

お金が足りない状況を乗り越えるために 料理を学ぶ DIY技術を身につける など 自分のスキルを磨くことが人生を豊かにする鍵になります。

このようなスキルを身につけることで お金の有無に関係なく 自分の手で快適な生活を築くことができます。

結果として 自分の知恵と努力によって幸せな人生を送ることができるのです。

電動ドリルを持つ男性
11062b_d6c8f673661d4280aa7df8d21be77254~
以上でお金の悩みが解消された方はここで終わりにしていただいて大丈夫です。

ここを押して文末にお進みください。


 

「それでも私はたくさんお金を稼ぎたいんだ!」と思っている方もいることでしょう。
そんな方々のために

次はこれまでとはガラッと内容を変えてお金を稼ぐとはどういうことかについて論理的に解説していきます。
いよいよ お金を稼ぐということの本質を追求してまいります。
お札と小銭
お金を数える男

お金を稼ぐためには経済活動に関わる必要があります。

経済活動とは 売主と買主が商品やサービスを通じて価値を交換する行為を指します。

売主だけが利益を得ているわけではない
「経済活動では売主が利益を得る」と考えがちですが 実は買主も利益を得ていることを忘れてはいけません。

売主はモノやサービスを販売し 買主からお金を受け取ります。

そして 掛かった費用を差し引いて利益を得ます。

この仕組み自体は間違っていません。

しかし 売主だけが得をしているわけではなく 買主もまた価値を受け取ることで利益を得ているのです。

価値の基準は買主によって変わる
たとえば あなたの目の前に美味しそうなハンバーガーがあるとします。

さて あなたはいくらならこのハンバーガーを買いますか?

この「買ってもいい」と思う値段こそが あなたにとってのハンバーガーの価値です。

しかし 価値の基準は一律ではありません。

人によって また状況によって変わるのです。

価値は環境によって大きく変化する
ハンバーガーが大好きな人でも その価値は環境によって大きく変わります。

  1. 登山中でお腹がペコペコのとき → お腹が空いているため より高い値段でも「買う価値がある」と感じる。

  2. 普段の生活で「そろそろ昼食の時間かな」と思っているとき → そこまで空腹ではないため 同じハンバーガーでも安い値段でなければ買う気にならない。

つまり 買主が得られる利益(価値)は その時の状況や個人の判断によって変動するのです。

価値と経済活動の本質
このように 経済活動は「売主が利益を得る」だけでなく 「買主も価値を得ることで利益を得る」という仕組みで成り立っています。

買主にとっての価値が高いほど より高い価格で購入しても満足感が得られるのです。

したがって 売買とは単なる金銭のやり取りではなく 価値を交換する行為なのです。

この視点を持つことで 経済活動の本質をより深く理解できるでしょう。

ハンバーガー

買主の利益

例えば
  1. 登山中でお腹がペコペコのときの「買ってもいい」と思うハンバーガーの価値の「値段」は1,000円で
  2. 普段の生活で「そろそろ昼食の時間かな」と思っているときの「買ってもいい」と思うハンバーガーの価値の「値段」は500円だったとしましょう。
そしてハンバーガーの売値が400円だったとします。
  1. の場合は1,000円-400円=600円
  2. ​の場合は500円-400円=100円
買主のあなたは利益を得ているのです。
もし 2. の場合にハンバーガーの売値が700円だったとしたら あなたはハンバーガーを買わないでしょう。
でも 1. の場合にハンバーガーの売値が700円だったとしても あなたはハンバーガーを買うに違いありません。
グラフ.jpg

売買が成立する条件
経済活動は 売主だけでなく買主も利益を得ることで成り立っています。売買が成立するためには 次の2つの条件が必要です。
買主にとっての価値が売値を上回ること → 買主が「この価格なら買ってもいい」と思えるとき 取引が成立し 買主は価値を手に入れることで利益を得る。
売値が原価を上回ること → 売主は 商品の販売価格が原価よりも高ければ その差額が利益となり 経済活動が継続できる。
この仕組みがあるからこそ 双方にメリットが生じ 経済が回るのです。


経済活動とは「利益の分け合い」
経済活動をシンプルに表すと 次のような考え方になります。
「買主が得をしたので 売主にも利益を分け合う」
つまり 買主は商品を購入することで得をし その代わりに売主へお金を支払うことで利益を分け合うのです。

この相互の利益が成り立つことで 経済活動は継続されます。

「儲かる」仕組みはシンプル
この経済の基本を理解すれば 「どうすればお金を儲けられるのか?」 という問いの答えは明確になります。

買主が「この価格なら買ってもいい」と思える価値のあるものを提供すること

その価値を原価よりも高い価格で販売すること

これが「お金を稼ぐ」というシンプルな原則です。 市場のニーズを正しく把握し 価値の高い商品やサービスを提供することで 経済活動をうまく活用できるようになるのです。

これもまたお金にまつわる基礎知識の一つです。

​この基礎知識をベースにすればどうしたらお金が儲かるのか?は簡単なことですよね。

ハイキング
キャッシュバック
「どうすればお金を儲けられるのか?」
この問いに対する答えのひとつは 誰でもすぐに気づくことです。

1. 原価を下げる
これは基本的な経営戦略であり 多くの企業が取り組んでいる方法です。
製造コストや運営費を抑えることで 同じ価格で販売しても利益を最大化できます。
しかし これはすでに広く知られた手法であり 多くの人が実践しているため 競争が激しくなりがちです。

2. 売るものの価値を高める
意外にも この方法に成功している人や企業は少ないのが現実です。
買主が「この値段なら買いたい」と思う価格を上げることができれば より多くの利益を生み出すことができます。 これは単に商品の価格を上げるという意味ではなく 商品やサービスの価値そのものを高める ということです。


会社員が「売るもの」
もしあなたが会社員であれば あなたの「売り物」は 労働力 です。
高収入を得たいならば 会社が「この人材に高い給料を支払ってでも働いてほしい」と思うように 自分の労働の価値を高める 必要があります。
これは スキルを磨くことや 生産性を向上させることなど 様々な方法で実現できます。

会社員としての労働の価値については 別途

リンク先→ 労働と会社組織の成立ち

という資料をご用意しています。 詳しく知りたい方は そちらをご参照ください。

事業成功の鍵は「価値のあるものを提供すること」
あなたが事業主であるならば 「高いお金を払ってでも欲しい」と思われる価値のある商品やサービスを提供する ことが成功の鍵になります。

この戦略を実践できている企業は 確実に大きな利益を上げています。

例えば 東京ディズニーランドの入園料は決して安くはありません。

それにもかかわらず 日本全国から多くの人が訪れます。

これは 価格以上の価値があると認識されているからこそ成立しているビジネス なのです。

買い手の価値基準を理解する
商品やサービスの価値は 単に品質の高さだけで決まるわけではありません。

重要なのは 買い手が「高くても欲しい」と思える価値を提供できるかどうか です。

例えば ハンバーガーを販売する場合:

  • 行楽地など お腹が空いている人がいる場所で売る

  • 競合店舗がある場合は 他よりも美味しいハンバーガーを提供する

もし 近隣の他の店でも同じようなハンバーガーが売られている場合 価格競争に巻き込まれるため 安く売らざるを得ません。

その結果 売主も買主も大きな利益を得ることは難しくなる のです。

特にハンバーガー業界では すでに薄利多売のビジネスが確立されているため 新規参入は困難です。

独自の価値を生み出す重要性
世の中には すでに高価格でも買い手が求める多くの高級品やサービスが存在しています。

  • 高級外車

  • 高級レストラン

  • 高級ホテル

しかし これらの高級品はすでに ブランド化され 特権的な売主が市場を独占 しています。

そのため 同じことを試みても競争に勝つのは非常に難しいのです。

成功する個人事業主になるために
あなたが個人事業主として成功を目指すならば 競合が少ない あるいは存在しない価値の高いモノやサービスを生み出すこと が重要です。

現在ブランド化されている企業は 過去に競争が少なかった時代に ゼロから新たな価値を創造し 成功を収めてきた 企業です。

同じように あなたも競合の少ない市場を見つけ そこに価値を提供することで 事業を成功へと導くことができます。

前輪
ダイニングルーム
トロピカルリゾート
アンカー 1
学校では教えてくれない人間社会を生き抜くため基礎知識10番目の「お金にまつわる知識」
についてお話してきました。
皆さんには是非
  1. 自分稼いだお金で他人から必要なものを購入する
  2. 自分の知恵と工夫と労力で必要な物やサービスを手に入れる(自給自足)​
の意味をよく理解していただき
「フィクションを吟味せず信じること」
という人間の本能に打ち勝っていただきたいです。
 
また事業主としてお金を稼ぎたいあなたは
経済活動は売主だけでなく買主も価値を得ることで利益を得る仕組みで成り立ち
売買とは単なる金銭のやり取りではなく価値の交換であるという経済の原則をよく理解していただき事業を成功に導いてください。
そして今よりももっともっと楽に生きられるようになっていただきたいと願っています。
bottom of page